ウォーターサーバーをキッチンに置くときの注意点

ウォーターサーバーをキッチンに置くときの注意点

ウォーターサーバーはキッチンに置くと、飲み水だけでなくコーヒーやお茶、料理などにも使いやすくなります。水道の近くに設置できれば、水道水補充型のウォーターサーバーも給水しやすいでしょう。

一方、キッチンには冷蔵庫、電子レンジ、コンロ、食器棚などがあり、限られたスペースへウォーターサーバーを追加すると生活動線や家電の使い勝手に影響することがあります。また、熱や水、油汚れなどにも注意が必要です

この記事では、ウォーターサーバーをキッチンに置くと決めた人に向けて、設置場所を決める前に確認したいポイントを解説します。

ウォーターサーバーはキッチンに置いてもいい?

ウォーターサーバーは、メーカーが指定する設置条件を満たす場所であれば、キッチンも設置候補になります。

特に料理にも水を使いたい家庭では、調理スペースの近くにウォーターサーバーがあると便利です。ただし、「空いている隙間があるから」という理由だけで置き場所を決めるのは避けましょう。

設置前には少なくとも次の項目を確認してください。

設置前の確認項目
  • 本体サイズと必要な放熱スペース
  • コンロなど熱源との位置関係
  • 水がかかりやすい場所ではないか
  • 使用可能なコンセントが近くにあるか
  • 冷蔵庫や収納扉を開閉できるか
  • ボトル交換や給水を行えるか
  • 人が通るスペースを確保できるか

具体的な設置条件は機種によって異なるため、最終的には使用する製品の取扱説明書やメーカーの案内を確認してください。

キッチンに置くときの8つの注意点

設置前の確認項目
  1. コンロなど熱源の近くを避ける
  2. シンク周辺など水がかかりやすい場所に注意する
  3. 壁や家具との必要な間隔を確保する
  4. 冷蔵庫・収納扉の開閉を妨げないようにする
  5. コンセントと電源コードの位置を確認する
  6. ボトル交換・給水の作業スペースを確保する
  7. 料理中の生活動線を狭くしないようにする
  8. 汚れを掃除しやすい場所を選ぶ

1. コンロなど熱源の近くを避ける

キッチンで最初に確認したいのが、コンロやオーブンなど熱を発する設備との位置関係です。

空いていてもコンロ横へ安易に置かない

コンロ周辺は調理中に熱の影響を受けやすく、油や調味料などが飛ぶこともあります。スペースが空いているからといって、熱源のすぐ近くへ設置するのは避けましょう。

熱源からどの程度離す必要があるかなど、具体的な条件は使用するウォーターサーバーの設置説明を確認してください。

調理家電との位置関係も確認する

キッチンには炊飯器、電子レンジ、トースターなど複数の家電を置くことがあります。

ウォーターサーバーを追加すると家電が密集する可能性があるため、それぞれの製品で必要とされる設置スペースや放熱条件を確認しましょう。

2. 水がかかりやすい場所に注意する

水道の近くは給水や料理に便利ですが、水がかかりやすい場所への設置には注意が必要です。

シンクのすぐ横は使いやすさだけで決めない

シンクの近くに置けば、水道水補充型の給水はしやすくなります。しかし、洗い物などで水が飛びやすい場所では、電気製品であるウォーターサーバーの設置条件を確認する必要があります。

床への水こぼれにも注意する

給水時やコップへ注ぐときに水をこぼすことがあります。床が濡れた場合にすぐ拭ける場所か、サーバー周辺を掃除しやすいかも確認しましょう。

水道水補充型は「水道に近い」と「水がかからない」を両立する

水道水補充型では、サーバーを水道から遠くへ置くと給水のたびに水を運ぶ距離が長くなります。

水道から給水しやすく、それでいて水が直接かかりにくい場所を探すのがポイントです。

3. 壁や家具との必要な間隔を確保する

ウォーターサーバーは、本体が置ける面積だけを確保すればよいとは限りません。

背面や側面のスペースを確認する

機種によっては放熱などのため、壁や家具との間に一定の空間を確保するよう指定されています。

冷蔵庫と食器棚の間などに置く場合は、本体幅だけで判断せず、必要な間隔を含めて設置できるか確認しましょう。

ぴったり収まる隙間が最適とは限らない

キッチンのデッドスペースを活用したくても、周囲に余裕がないと掃除やメンテナンスがしにくくなることがあります。

設置後に本体周辺へ手が届くかも確認してください。

4. 冷蔵庫や収納扉の開閉を妨げないようにする

キッチンでは、本体を置いたあとに周辺設備を問題なく使えることが重要です。

冷蔵庫のドアを最大限開けられるか確認する

ウォーターサーバーを冷蔵庫の横へ置く場合、冷蔵庫のドアや引き出しと干渉しないか確認しましょう。

ドア自体は開いても、中の引き出しを十分に引き出せなくなる場合があります。

食器棚や収納の扉も確認する

開き戸だけでなく、引き出しやスライド式収納も実際に動かして、ウォーターサーバーを置いた状態で使えるか確認してください。

サーバー自身の扉も忘れずに確認する

下置きボトルタイプなどでは、本体前面の扉を開いてボトルを交換する機種があります。

本体を置くスペースだけでなく、サーバー側の扉を開けるための前方スペースも必要です。

5. コンセントと電源コードの位置を確認する

冷水・温水機能などを備えるウォーターサーバーでは、電源を確保する必要があります。

設置候補の近くにコンセントがあるか確認する

本体を置ける場所が見つかっても、電源コードがコンセントへ届かなければ設置場所を再検討する必要があります。

電源の接続方法についてはメーカーの取扱説明書に従ってください。

コードが通路を横切らないようにする

キッチンは調理中に頻繁に移動する場所です。電源コードが足元を横切る配置は避け、生活動線を妨げない場所を選びましょう。

ほかのキッチン家電との電源使用も確認する

電子レンジや炊飯器など、キッチンでは複数の電気製品を使用します。ウォーターサーバーの電源に関する注意事項を確認し、適切に接続してください。

6. ボトル交換・給水の作業スペースを確保する

設置時には収まっていても、水を交換・補充できなければ使い続けるのが難しくなります。

上置きボトルは本体上部の空間を見る

宅配水の上置きタイプでは、満水のボトルを本体上部まで持ち上げます。

上に吊り戸棚がある場合、本体は設置できてもボトルを持ち上げるスペースが不足する可能性があります。

下置きボトルは前方の空間を見る

下置きタイプでは、前面の扉を開けてボトルを収納することがあります。キッチンの通路が狭い場合は、交換時にしゃがんで作業できるかも確認しましょう。

水道水補充型は上部の給水スペースを見る

本体上部の給水タンクへ水を注ぐタイプでは、給水容器を持ち上げられる空間が必要です。

吊り戸棚の下などへ置く場合は、タンクのふたを開けたり取り外したりできるかまで確認してください。

7. 料理中の生活動線を狭くしないようにする

キッチンは、冷蔵庫から食材を出す、シンクで洗う、調理台で切る、コンロで加熱するといった移動が多い場所です。

よく通る場所へ張り出さないか確認する

ウォーターサーバーは縦長でも、一定の奥行きがあります。設置後に通路へ張り出すと、料理中の移動を妨げる場合があります。

床に設置面積を再現すると分かりやすい

契約前に、本体の幅と奥行きを床へテープなどで再現すると、設置後にどの程度スペースを使うかイメージしやすくなります。

冷蔵庫を開ける、収納から物を取る、二人ですれ違うなど、普段の動作を試してみましょう。

料理に使うなら調理場所からの距離も考える

料理にウォーターサーバーの水を頻繁に使うなら、調理台から遠すぎない場所のほうが便利です。

ただし、便利さだけでコンロやシンクへ近づけすぎず、安全な設置条件とのバランスを取ることが重要です。

8. 汚れを掃除しやすい場所を選ぶ

キッチンでは、ほかの部屋より油や食品などの汚れが付着する可能性があります。

本体表面を拭きやすいか確認する

調理スペースの近くでは、油を含んだ汚れなどが本体へ付くことがあります。日常的に外装を確認し、メーカーが案内する方法でお手入れしましょう。

本体の周囲や床も掃除できるようにする

本体を家具の間へ詰め込むと、側面や背面周辺へ掃除道具が届きにくくなる場合があります。

設置場所を決めるときは、日常のお手入れができるかも確認してください。

注ぎ口周辺は清潔に保つ

注ぎ口や水受けトレーは使用時に水滴などが付きやすい場所です。機種ごとのお手入れ方法に従い、定期的に清潔な状態を保ちましょう。

キッチンのどこに置く?場所別の確認ポイント

ここでは、キッチンのどこに置く?場所別の確認ポイントについて簡単に確認します。

設置候補 確認したいポイント
冷蔵庫の横 ドア・引き出しの開閉、放熱スペース
食器棚の横 収納扉、通路幅、コンセント
シンク付近 水濡れ、給水動線、電源位置
キッチンカウンター 卓上型の重量・寸法、安定性、上部空間
キッチン入口付近 通行の妨げにならないか

冷蔵庫の横

空きスペースを利用しやすい場所ですが、冷蔵庫の放熱条件とウォーターサーバーの設置条件の両方を確認する必要があります。

また、冷蔵庫のドアや引き出しを十分に開けられるか確認してください。

食器棚の横

飲み物用のコップなどを取り出しやすい場所ですが、収納扉との干渉や通路幅を確認しましょう。

シンクの近く

水道水補充型では給水しやすい位置です。一方で、水がかかりやすい場所を避け、電源との位置関係も確認する必要があります。

キッチンカウンター

卓上型なら床面積を使わず設置できる可能性があります。ただし、カウンターが本体重量に対応できるか、安定して設置できるかを確認してください。

卓上タイプを選ぶ際の具体的な確認項目は「卓上ウォーターサーバーの選び方|サイズ・容量・料金を確認」で確認できます。

宅配水型をキッチンに置く場合のポイント

この項目で押さえておきたいポイントを簡潔に確認します

予備ボトルの保管場所を近くに確保する

宅配水型では、交換用の水をどこに保管するかも重要です。サーバーから離れた場所に置くと、交換のたびに重い水を運ぶ必要があります。

配送された水がキッチンを圧迫しないか確認する

複数本の水が届く場合、キッチン内にすべて保管すると収納や動線を圧迫することがあります。本体とストックをセットで考えましょう。

ボトル交換の動作を再現する

上置きなら持ち上げる空間、下置きなら扉を開ける空間を確認します。キッチンは周囲に家具や家電が多いため、交換時だけ必要になるスペースを見落とさないようにしてください。

浄水型をキッチンに置く場合のポイント

この項目で押さえておきたいポイントを簡潔に確認します

水道水補充型は蛇口からの距離を確認する

給水回数が多くなるほど、水道とサーバーの距離が使いやすさに影響します。水を運ぶ途中で床へこぼしにくい動線かも確認しましょう。

給水タンクを外して洗えるスペースを考える

給水タンクのお手入れが必要な機種では、タンクを取り外してシンクまで運ぶ場合があります。

給水だけでなく、日常のお手入れまで含めてキッチン内の動線を確認すると使いやすくなります。

フィルター交換用の作業空間を確認する

浄水型では定期的なフィルター交換が必要になる機種があります。フィルターの位置と交換方法を確認し、設置後でも作業できる場所を選びましょう。

浄水型の機種選びそのものについては、「浄水型ウォーターサーバーとは?宅配水との違い・メリット・選び方」で確認できます。

狭いキッチンで置き場所を作るコツ

基本的な流れと、実際に行う際のポイントを順に確認します

先に本体サイズの上限を決める

商品を見てから置き場所を考えるのではなく、設置できる幅・奥行き・高さの上限を測ってから候補を絞ると効率的です。

床置きだけでなく卓上型も検討する

床の空きスペースが少なくても、安定したカウンターや台を確保できるなら卓上型が候補になる場合があります。

ストックまで含めて必要面積を考える

宅配水型では、本体がスリムでも予備水の保管場所が必要です。「サーバー本体が置けるか」ではなく、「利用に必要なものをすべて置けるか」で判断しましょう。

通路幅を優先する

キッチンの使い勝手を大きく損なってまでウォーターサーバーを置く必要はありません。通路が狭くなる場合は、リビングやダイニングなど別の設置場所も検討しましょう。

キッチンに置く前のチェックリスト

設置前の確認項目
  • 本体の幅・奥行き・高さを確認したか
  • メーカー指定の設置条件を確認したか
  • コンロなど熱源から適切な場所を選んだか
  • 水がかかりやすい場所ではないか
  • 壁や家具との必要な間隔を確保できるか
  • 冷蔵庫のドア・引き出しを開けられるか
  • 食器棚や収納を問題なく使えるか
  • 近くに適切なコンセントがあるか
  • 電源コードが通路を横切らないか
  • ボトル交換・給水作業ができるか
  • 予備ボトルの保管場所があるか
  • 料理中の動線を妨げないか
  • 本体周辺を掃除しやすいか
  • 浄水型なら給水・タンク清掃をしやすいか

置き場所を決めてから機種を比較する

キッチンにウォーターサーバーを置く場合は、先に設置場所を決めて実寸を測ることが重要です

幅・奥行き・高さだけでなく、壁との間隔、冷蔵庫や収納の開閉、ボトル交換や給水に必要な空間まで確認しましょう。その条件に収まる機種だけを比較すれば、設置後のミスマッチを減らせます。

宅配水型を希望する場合は「宅配水型ウォーターサーバーおすすめランキング|料金・水・使いやすさで比較」、浄水型を希望する場合は「浄水型ウォーターサーバーおすすめランキング|料金・浄水性能・使いやすさを比較」で具体的な候補を確認すると選びやすくなります。

方式を限定せず比較したい場合は、「ウォーターサーバーおすすめランキング|料金・水・使いやすさを徹底比較」で設置条件に合う機種を探しましょう。

まとめ|キッチンでは熱・水・動線・作業スペースを確認しよう

ウォーターサーバーをキッチンに置くと、飲み水だけでなく料理にも使いやすくなります。特に水道水補充型では、水道の近くに設置することで給水の負担を抑えやすくなります

一方で、キッチンには熱源や水回り、多くの家具・家電があります。本体が置けるかだけで判断せず、コンロなどとの位置関係、水濡れ、放熱スペース、冷蔵庫や収納の開閉、コンセント、生活動線を確認してください。

さらに、宅配水型ならボトル交換とストック、水道水補充型なら給水とタンクのお手入れに必要なスペースも重要です。設置時だけでなく、毎日の利用・補給・掃除まで無理なく行える場所を選びましょう。